ベルトドライブ・ターンテーブル
外掛け式ベルトドライブ方式を採用した、ターンテーブルのニュースタンダード機。
メーカー希望小売価格 : オープンプライス
ベルトドライブ・ターンテーブル
特長
高級トーンアームブランドとして名高いSAEC社とのコラボレーションによる可動部にナイフエッジ機構を採用したトーンアームを搭載。一般的なベアリングによる可動方式に比べ、上下方向により繊細な動きが可能で、分解能の高いダイナミックなサウンドを体感していただけます。S字型のトーンアームはユニバーサル式で、お好みのヘッドシェルやカートリッジへの交換も容易で、適合カートリッジ重量は14~23グラム(ヘッドシェル含む)と幅広いカートリッジに対応しています。
適正針圧の微調整が可能なカウンターウエイトや、アンチスケーティング調整機構など、シビアな調整が可能な機構を取り入れることで、レコード盤に刻まれた音楽情報をより忠実に読み取ることが可能です。
TN-3B-SEには楕円針を採用したVM型カートリッジ「AT-VM95E」をあらかじめヘッドシェルに装着済み。プラッターをセットし、ヘッドシェルをトーンアームに装着するだけですぐにレコード再生の準備が整います。
※VM型はMM型の一種で、MM型カートリッジ対応フォノイコライザーをお使いいただくことができます。
フォノイコライザーを内蔵しており、フォノ入力の無いアンプに直接接続してお楽しみいただけます。また、フォノイコライザー用のオペアンプには新日本無線製のオーディオ用高音質オペアンプNJM8080を採用。カートリッジで読み取った繊細なフォノ信号を低歪みかつロスなくラインレベルのオーディオ信号に復元します。
駆動系には、プラッターの外周部にベルトを掛け回転させる外掛け式を採用。モータの回転数とトルクを上げることでモータのコギングの影響を最小限に抑えました。また、高い回転モーメントを持つアルミ・ダイカスト製プラッターを採用しており、ベルトドライブならではの滑らかで安定した回転を実現します。
美しい木目の天然木突板に多層塗りを施した光沢仕上げの一体型筐体を採用。主要なパーツをマウントするコア材には高密度MDFを使用することで高い剛性と制振性を確保しました。薄型でスタイリッシュなデザインはモダンなリビングや重厚なリスニングルームにもマッチし、レコード鑑賞に相応しい雰囲気を演出します。
ライン出力/フォノ出力兼用のピンジャックには金メッキ処理を施し、経年変化による接続部における信号劣化を抑えています。
LPレコードとEPレコードの再生が可能な33-⅓回転と45回転に対応。さらに、回転速度の切り替えとターンテーブルのスタート/ストップを行う操作ノブには、美しいスピン模様のアルミ削り出し部品を採用するなど、操作の質にもこだわりました。
インシュレーターにはアルミ削り出しの金属製シェルを採用し、ラバークッションを介して高密度MDFのコア材に固定。優れた振動吸収特性により、高いハウリング・マージンを実現しました。
高性能ターンテーブルでは望めなかったスタイリッシュな薄型デザインを実現するため、ボトムカバーには薄くても剛性を損なわないよう、内側をハニカム構造としました。ハニカム構造は剛性を高めると同時に、不要な鳴きが発生するのを防ぎます。