ハイレゾ・マスターレコーダー

SD-550HR

アナログ資産をハイレゾ品質で手軽にデジタル・アーカイブ
DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bit対応ハイレゾ・マスターレコーダー

SD-550HR

メーカー希望小売価格 : 220,000円(税抜) 242,000円(税込)

SD-550HR

ハイレゾ・マスターレコーダー

SD-550HR

特長

アナログレコードやカセットテープをデジタル化することで簡単に一元管理

長期保管が難しいアナログレコードやカセットテープ、オープンリールテープなど、貴重なアナログ資産を高音質ハイレゾ品質でデジタル・アーカイブすることで、劣化なく保存することができます。SD-550HRならSDカードを挿入して簡単に録音し、アーカイブを構築できます。作成したデジタル音楽ファイルを曲ごとに分割してパソコンに取り込めば、音楽資産を一元管理することができ、パソコンやスマートフォン、カーステレオ、ポータブル機器など様々な再生機器で楽しむことができます。

DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bitの高音質ハイレゾ録音

もともと音楽制作のプロ向けに基本設計されたSD-550HRは、ハイレゾ・マスター・クオリティーの本格的な録音ができます。原音の密度感や空気感をリアルに再現するDSDフォーマットでは2.8MHzまたは5.6MHzに対応。汎用性の高いPCMフォーマットでは44.1kHz/16bitから192kHz/24bitの幅広い形式で録音することができます。

大容量SDカードに対応(SDHC規格 4GB~32GB、SDXC規格64GB~512GB)

録音メディアとして、従来モデルよりも大容量の512GB SDカードに対応しました。512GBのSDカード1枚にLPレコードを最大約600枚(PCM 48kHz/24bit)録音できます。PCM 192kHz/24bitの最高音質ならLP最大約140枚を録音することができます。

録音形式別 録音時間の目安

録音モード(録音時の設定) SDカード(1GB当たり)
PCM WAV-16 44.1kHz 90分
48kHz 85分
88.2kHz 45分
96kHz 42分
176.4kHz 22分
192kHz 21分
WAV-24 44.1kHz 60分
48kHz 55分
88.2kHz 30分
96kHz 25分
176.4kHz 15分
192kHz 13分
DSD DSDIFF 2.8MHz 22分
5.6MHz 11分
DSF 2.8MHz 22分
5.6MHz 11分
AD/DAコンバーターとして活用できる高品位オーディオ回路

SD-550HRは、高音質な「モニター用AD/DAコンバ ーター」として、プロ録音エンジニアのリファレンス機に相応しいクオリティーを求めました。単体のAD/DA専用機としてピュアな音質にこだわる方向けに「ADDA DIRECT」モードも搭載しています。D/Aコンバーターには評価の高いBurrBrown PCM1795を左右チャンネルそれぞれに1機ずつ搭載し、オペアンプは新たにMUSES 8920を採用しました。その他、低インピーダンス型のコンデンサーや低ノイズ・高精度の抵抗など、試聴を繰り返すことでパーツ選定と音質調整をおこない、従来モデルから更に音質を向上させています。

デュアルモノ/フルバランス構成、高精度TCXOクロック搭載

出力側のオーディオ回路は高品位なモノラル回路を2系統搭載するデュアルモノ構成にすることで左右チャンネルの干渉を排除し、高音質出力を実現します。オーディオ回路は入力から出力まで全段でノイズに強いフルバランス構成となっているため、入出力双方のノイズを低減します。電源部にはデジタル回路とアナログ回路用に別々の巻き線を持つEIコアトランスを採用。ノイズの混入を抑えることでより高品位の信号を得ることが可能です。発振子には精度1ppm以下のTCXO(温度補償型水晶発振器)を採用し、クリスタルダイレクト方式によりクロックジェネレーター単体機に迫る高精度なクロックを実現しています。また、WORDクロックのIN/OUT/THRUにも対応しています。

SD-550HR

高音質部品を採用(BurrBrown PCM4202、MUSES 8920)

SD-550HR

TCXO(温度補償型水晶発振器)

録音に便利な各種機能を搭載

録音レベルは、LEDレベルメーターを確認しながら0.5dBステップで細かく設定でき、出力ボリュームレベルも調整できます。録音時に入力レベルの変化で曲間を自動的に判断してファイル分けを行うオート・トラックインクリメント機能と、曲を聴きながら手動でファイル分けが行えるマニュアル・トラックインクリメント機能の両方に対応。シンクロ録音にも対応しており、任意のレベル以上の入力信号を検知して録音を自動で開始することもできます。録音中の誤操作を防止するパネルロック機能も搭載しました。

本体内で録音ファイルの編集が可能

パソコンを使わない場合でも、SD-550HR本体内の操作により録音ファイルの分割や曲名などのファイル情報の編集が可能。マルチジョグ・ダイヤルで直感的な操作が行えます。フロントパネルにUSBキーボードを接続すれば、録音の外部コントロールおよび 曲名・アーチスト名など編集が簡単に行えます。操作を間違えた場合に一つ前の状態に戻せるUNDO機能を装備する安心設計です。

便利なUSBメモリーへのコピー機能

USB端子を搭載。一旦SDカードに録音された音楽ファイルをUSBメモリーにコピーし、パソコンへのデータの受け渡しが簡単に行えます。そのままUSBメモリー内の音楽ファイルを再生することもできます。

無料のハイレゾ音源編集ソフト『TEAC Hi-Res Editor』で自在に加工

レコードやカセットテープの片面を1つのデジタルファイルとして録音した後、パソコンを使って曲の分割などができるハイレゾ音源編集ソフトTEAC Hi-Res Editor(Windows/Macintosh版 ※Appleシリコン除く)を無料でご利用いただけます。
保存したデジタル音楽ファイルを読み込むと、シンプルにレイアウトされた編集画面に波形を表示。その波形を見ながら1/100秒単位で曲間部分を指定して曲ごとに分割することができます。また、曲頭のフェードインと曲終わりのフェードアウトの効果を加えたり、2つの異なるフォーマットのデジタル音楽ファイルを1つに結合することもできます。編集したファイルは、様々なフォーマットに書き出すことができるので、録音時には最高品質で録音し、後から再生デバイス側の対応形式に合わせて書き出すこともできます。
TEAC Hi-Res Editorの詳細情報、ダウンロードはこちら

SD-550HR
デジタル入力用サンプリングレートコンバーター搭載

デジタルソースを録音する場合、サンプリング周波数を32k〜192kHzの範囲で任意の数値に変換することができるサンプリングレートコンバーターを内蔵。

豊富な入出力端子

アナログ入出力には、XLRとRCAをそれぞれ1系統ずつ装備。デジタル入出力には、XLR(AES/EBU)、RCA(S/PDIF)に加え、SDIF-3/DSD-raw信号に対応したBNCをそれぞれ1系統ずつ装備しています。ハイエンドからプロオーディオまで様々なオーディオ機器との接続が可能です。

SD-550HR

※「CASCADE」と印字されていますが、本機にはカスケード機能(複数台での同期機能)は有りません。

ストレスレス・フット(4点支持Stressless Foot)採用

床面のわずかな歪みにも影響されることなく安定した設置を可能にする、オリジナル4点支持フット「Stressless Foot」を新たに採用。従来型とは異なり、フットをシャーシに固定せず半固定状態にして自由に振動させることで、より自然な音の響きを得る、というコンセプトに基づいて開発されました。削り出しのスチール製のフットは、しっかり固定 されることなく底面にぶら下がる状態で装着されており、スパイクフットのような定位感がありながら、より自然で豊かな響きを実現しています。また、冷却用ファンを必要としない設計によりピュアな音楽鑑賞に欠かせない静寂性を備えています。

機能一覧

  • アナログ機器やデジタル機器から、SDカードに録音
  • 最大でDSD 5.6MHz またはPCM 192kHz/24bitのハイレゾ録音が可能
  • SDHC(最大32GB)、SDXCカード(最大512GB)に対応
  • スタンドアロンのAD/DAコンバーターとして使用可能なADDA DIRECTモード搭載
  • 音質にこだわったデュアルモノ/フルバランス回路構成
  • D/AコンバーターにBurrBrown PCM1795、A/DコンバーターにBurrBrown PCM4202を採用
  • オペアンプに高音質なMUSES 8920を採用
  • 内蔵クロックに周波数精度±1ppmの高精度TCXO(温度補償型水晶発振器)を採用
  • 高い精度を実現するクリスタルダイレクト方式内蔵クロック
  • 選択可能なマスタークロック(WORD IN/OUT/THRU)
  • 0.5dBステップの細かい録音レベル設定
  • 出力ボリュームレベル調整
  • 録音中でも自動的にファイルを分割するオート・トラックインクリメント機能
  • 録音中に任意の位置でファイルを分割するマニュアル・トラックインクリメント機能
  • 任意のレベル以上の信号入力で自動的に録音開始するシンク録音機能
  • 録音中・再生中に確認箇所として目印をつけることができるマーク機能
  • 録音中の誤操作を防止するパネルロック機能
  • 編集時にひとつ前の操作に戻れるUNDO機能
  • USBキーボードを接続して録音の外部コントロール、曲名編集などが容易に可能
  • 再生およびSDカードとの相互ファイルコピーが可能なUSBメモリー用端子装備
  • 専用のハイレゾ音源編集ソフト『TEAC Hi-Res Editor』で自在にトラック編集
  • デジタル入力時に有効なサンプリングレートコンバーターを搭載(32k〜192kHz対応)
  • 様々なオーディオ機器に接続可能なRCA/XLRアナログ入出力端子
  • 視認性に優れたマルチファンクション有機ELディスプレー、および24ドットLEDレベルメーター
  • 優れた定位感、自然で豊かな響きを実現する4点支持Stressless Foot採用
  • 静寂な環境を実現するファンレス設計
  • ワイヤレスリモコンRC-10付属