ハイレゾ・マスターレコーダー
アナログ資産をハイレゾ品質で手軽にデジタル・アーカイブ
メーカー希望小売価格 : オープンプライス
ハイレゾ・マスターレコーダー
特長
この製品は生産完了になりました。
保管が難しいアナログレコードやカセットテープなど、貴重なアナログ資産を高音質ハイレゾデジタルファイルとしてアーカイブ。これらの音楽ファイルは劣化することなく長期保存が可能となります。作成したデジタル音楽ファイルを曲ごとに分割してパソコンに取り込めば、お使いのiTunesやWindows Media Playerなどで管理している音楽ライブラリーに加えることができ、お手持ちの音楽資産を簡単に一元管理することができます。
ご自宅以外でも、音楽ファイル再生が可能なスマートホンやタブレット、DAP(ポータブルデジタルオーディオプレーヤー)、カーステレオ※等を使ってレコードやカセットテープの音楽を聴くことができるほか、NR-7CDやNT-503などのネットワークプレーヤーを使えば、家中どこでも音楽を簡単にお楽しみいただけます。
※音楽ファイルを直接再生する機能が無い場合でも、Bluetooth®機能があれば、スマートホンとBluetooth®接続することで再生が可能になります。
入手性が良く記憶容量あたりの価格が手頃なSDカードや、接点不良の少ないCFカードに直接録音が可能。アルバムごとやテープごとの管理がしやすく、録音したデータをパソコンに移す作業も判りやすいのが特長です。
SDHCカードでは最大32GB、SDXCカードでは最大256GB、CFカードでは最大128GBに対応。
SDXCカード (256GB)を使った場合、 PCM 48kHz/24bit録音時でLPレコードを最大約300枚分、PCM 192kHz/24bit録音時でもLPレコードを最大約70枚分録音することが可能です。
特に価格が手頃な4GB〜8GBのSDHCカードを使えば、LPレコード1枚を4GBカード (PCM 192kHz/24bit録音時)、または8GBカード (DSD 5.6MHz録音時)に録音することができ、LPレコード1枚単位で1枚のSDカードやCFカードへ保存することが可能。デジタル音楽ファイルの管理・分類を従来のレコードやカセットテープを扱う感覚で簡単に行えます。
※4GBカードを使うとハイレゾ品質 (PCM 192kHz/24bit録音時)で約50分の録音が可能
※録音時に作成される1ファイルは最大2GBになります。2GBを超えると自動的にファイルが作成されますが、録音された音は欠けることなく連続しています。尚、無料の編集ソフト『TEAC Hi-Res Editor』を使って結合することも可能です。
一旦SDカードやCFカードに録音された音楽ファイルを、USBメモリーにコピーすることが可能。データの受け渡しが簡単に行えるだけでなく、そのままUSBメモリー内の音楽ファイルを他の機器で再生することも可能となります。
「大切なアナログ資産を最高の音質でデジタル保存したい...」そんな音楽ファンの願いに一歩でも近づくことができるハイレゾ録音を実現。原音の密度感や空気感までをもリアルに再現するDSDフォーマットでは2.8MHzまたは5.6MHzに対応。汎用性の高いPCMフォーマットでは44.1kHz/16bitから192kHz/24bitの幅広い形式で録音することができます。
さらに、様々な録音レベル状態にあるレコードやカセットテープから適切なレベルでデジタル録音できるよう、24ドットLEDレベルメーターを確認しながら0.5dBステップの細かい録音レベル設定が可能。デジタル・アーカイブ時に細かく録音レベル調整を行うことで、曲ごとの再生レベルを近づけることも可能です。
録音時に入力レベルの変化で曲間を自動的に判断してファイル分けを行うオート・トラックインクリメント機能と、曲を聴きながら手動でファイル分けが行えるマニュアル・トラックインクリメント機能の両方に対応。録音後 (レコードやカセットテープのA面またはB面のベタ録りなど)でも、無料の編集ソフトTEAC Hi-Res Editorを使って1/100秒単位の精度で曲ごとに分割することができます。
シンクロ録音にも対応しており、任意のレベル以上の入力信号を検知してデジタル録音を開始することもできます。
録音中や再生中に必要な箇所に目印をつけることができるマーク機能を採用。録音中では録音レベルがピークを越えた場合や外部クロックとの同期が外れた場合に自動的に確認箇所としてマークをつけることができるほか、録音時には任意でマークをつけることもでき、再生時に素早くマークした位置に移動することが可能です。
アナログ入出力には、バランス信号用のXLR端子とアンバランス信号用のRCAピン端子をそれぞれ1系統ずつ装備。また、 デジタル入出力には、AES/EBU信号用のXLR端子とS/PDIF用の同軸RCAピン端子に加え、SDIF-3/DSD-raw信号に対応したBNC端子をそれぞれ1系統ずつ装備しており、ハイエンド機器からプロオーディオ用機器まで様々なオーディオ機器との接続が可能です。
デジタル処理の要となるクロックには+/-1ppmの高精度な温度補償型水晶発振器 (TCXO:Temperature Compensated Crystal Oscillator)を搭載。水晶発振器が最も安定した状態で正確なクロック周波数を発振できるよう常に一定の温度で動作する恒温槽をチップ内に備えており、室温や機器内部の温度の影響を最小限に抑えて安定したデジタル信号処理が可能です。
また、高精度な外部クロックからの信号を入力できるWORD INも装備。より高精度なマスタークロックジェネレーターからの高精度のクロック信号を入力することで、非常に高いレベルでデジタル信号処理を行うことが可能となります。
デジタルソースを録音する場合、32k〜216k Hzのサンプリング周波数を任意のサンプリング周波数に変換することができるサンプリングレートコンバーターを内蔵。様々なサンプリングレートで録音されたデジタル音源を録音することが可能です。
パソコンを使わない場合でも、『SD-500HR』本体内の操作により録音ファイルの分割や曲名などのファイル情報の編集が可能。マルチジョグ・ダイヤルによる素早い操作が行えます。また、操作を間違えた場合に一つ前の状態に戻せるUNDO機能を装備するなど、安心設計としました。
フロントパネルに装備された専用のUSB端子により、USBキーボードを接続可能。『SD-500HR』本体のみで、録音したファイルの曲名・アーチスト名など編集が簡単に行えます。
レコードやカセットテープの片面を1つのデジタルファイルとしてベタ録りした後、パソコンを使って曲ごとのファイル分割などができるハイレゾ音源編集ソフトTEAC Hi-Res Editor (Windows/Macintosh版)を無料でご利用いただけます。
SDカードやCFカードから直接、またはパソコンに保存したデジタル音楽ファイルを読み込むと、シンプルで直感的な編集ができるようレイアウトされた編集画面に波形を表示。その波形を見ながら1/100秒単位で曲間部分を指定して曲ごとに分割することができます。また、曲頭のフェードインと曲終わりのフェードアウトの効果をつけることで聴きやすくしたり、2つの異なるフォーマットのデジタル音楽ファイルを1つに結合することも可能です。
さらに、編集したファイルを様々なファイルフォーマットに書き出すことができるので、録音時に再生デバイス側の対応ファイルフォーマットを気にする必要はありません。
TEAC Hi-Res Editorの詳細情報、ダウンロードはこちら
出力回路部は左右チャンネルの干渉を排除し、パーツのパフォーマンスが最大化されることで高音質を実現できるデュアル・モノーラル構成を採用。D/Aコンバーターには高い評価を得ているBurrBrown PCM1795を左右チャンネルそれぞれに1機ずつ搭載しています。また、オペアンプにはNE5532を、その他部品にも低インピーダンス型のコンデンサーや低ノイズ・高精度の抵抗を採用。パーツの選定においても細心の注意を払い、音質の向上を目指しました。
他の録音機やプレーヤーと接続してA/D、D/Aコンバーターとしてお使い頂けます。録音、再生以外にもいろいろな使い方ができる便利な機能です。
高度なデジタル処理を行う回路をスリムな筐体に収めているにもかかわらず、冷却用ファンを必要としない設計により静かな動作環境を実現。ピュアな音楽鑑賞に欠かせない静寂性を備えています。
様々な先進のデジタルオーディオ技術と長年のオーディオ製品の開発で培ったノウハウを厚さわずか45mm (脚を除く)のボディに実現。フルサイズの筐体でも『SD-500HR』は設置場所に困りません。