Referenceシリーズ マスタークロックジェネレーター

CG-10M-X

“TEAC Reference OCXO” 搭載10MHz出力マスタークロックジェネレーター、
CG-10Mに更なる高音質を追求した「X」エディション

CG-10M-X

メーカー希望小売価格 : 220,000円(税抜) 242,000円(税込)

CG-10M-X

Referenceシリーズ マスタークロックジェネレーター

CG-10M-X

特長

CG-10M-X
CG-10M-X
周波数温度特性±3ppb、周波数精度±0.1ppmでクロックを刻む「TEAC Reference OCXO」を搭載

水晶発振子は温度変化の影響による周波数変動が発生するため、温度変化を限りなくゼロにすることが発振精度の安定化につながります。恒温槽付水晶発振器「OCXO(Oven Controlled Crystal Oscillator)」は水晶発振子の温度を一定に保つための恒温槽を持つ構造であるため、温度変化による発振周波数の変動が限りなくゼロになることで発振が安定化し、常に精度の高いクロック信号を発生させることが可能。CG-10M-Xに搭載されるOCXOは、温度変化による周波数の変動(周波数温度特性)が±3ppb以内、水晶発振子そのものの性能を表す周波数精度が±0.1ppm以内という高スペックを実現しました。常時リスニングに使用されるマスタークロックジェネレーターに最適な性能をめざし、周波数温度特性だけではなく、周波数経年変化や位相ノイズ特性にも優れているものを採用しました。OCXOのケース上面には厳重に検査管理されていることを証明する「TEAC Reference OCXO」の表示と、個別のシリアルナンバー(S/N)がレーザー刻印されています。
※ ppm=10–6 ppb=10–9

CG-10M-X
4系統のBNCクロック出力端子(金メッキ処理)を装備

複数の機器にクロック信号を供給することができるよう、金メッキされたBNC端子(50Ω)を4系統装備。USB DACやネットワークプレーヤー、デジタルディスクプレーヤー/トランスポートなど、10MHzクロック入力対応機器を並列に最大4台まで接続することができます。

CG-10M-X
系統間の干渉を限りなく排除する完全独立分離回路構成

系統毎に電源部からバッファーアンプ、出力端子に至るまでを完全独立した回路構成とし、外部に複数台接続したときの相互干渉を極力排除しました。系統毎の回路にバッファーアンプを設けることにより、生成したクロック信号を4つに分配する際、各出力端子での信号波形の乱れを生じることなくオリジナルの高精度な10MHzクロック信号を全てのBNC端子から出力します。「X」エディションでは、バッファーアンプ回路、電源回路などの細部をリファインし、更なる高音質を追求しました。

CG-10M-X
水晶発振器OCXO内部の発振安定状態を常時表示するアナログメーター搭載

シンプルなデザインに映えるOVEN STATUSアナログメーターは、水晶発振器OCXO内部の発振安定状態を常時表示しています。一般的には確認できないOCXO内部の安定状態を表示することで安心してお使い頂けます。
※ 電源を入れてから約2分程度でほぼ安定状態になりますが、完全に安定するまでは10分以上を必要とします。音質的な面から、10分以上経過してからのご使用を推奨します。

CG-10M-X
CG-10M-X

また、周辺オーディオ機器の照度にマッチさせるためのメーター照度調節機能(消灯モードも設定可能)も搭載しました。

CG-10M-X
トロイダルコア電源トランス搭載

常に安定した電流を供給する大容量のトロイダルコア電源トランスを採用。安定動作が重要なクロックの発生及び高精度クロックの出力に大きく寄与します。

CG-10M-X
ストレスレス・フット(3点支持Stressless Foot)採用

床面のわずかな歪みにも影響されることなく安定した設置を可能にする、オリジナル3点支持フット「Stressless Foot」を新たに採用。従来型とは異なり、フットをシャーシに固定せず半固定状態にして自由に振動させることで、より自然な音の響きを得る、というコンセプトに基づいて開発されました。削り出しのスチール製のフットは、しっかり固定されることなく底面にぶら下がる状態で装着されており、従来型のピンポイントスパイクフットのような定位感がありながら、より自然で豊かな響きを実現しています。

CG-10M-X
セミフローティング・トップパネル

アルミニウム製トップパネルは、新たにセミフローティング構造を採用。ネジでシャーシに締め付けず、サイドパネルのみで挟み込んだ半固定状態にすることで、開放感に優れた音を実現しました。ネジの無いクリーンな天面の造形により、組み合わせるハイエンド・デジタルプレーヤーとも美しく調和します。

CG-10M-X
A4サイズ設計により設置場所を選ばないデザイン

電波ノイズを効率的に遮断するA4サイズの金属製シャーシにReference 500シリーズと共通のアルミ製パネルを採用。「UD-507」や「NT-505-X」などとの組み合わせはもちろん、オーディオラックの空いたスペースなどへの設置も容易な大きさで、フルサイズ機との接続時にもスペースファクター的に有効です。

機能一覧

  • 高安定発振が可能な恒温槽付水晶発振器「TEAC Reference OCXO」搭載
  • 周波数温度特性±3ppb以内、周波数精度±0.1ppm以内の高精度スペックを実現
  • 合計4系統の10MHzクロック出力端子(金メッキBNC端子)
  • 完全独立分離した回路構成により各系統間の干渉を限りなく排除
  • バッファーアンプ回路、電源回路などの細部をリファインし、更なる高音質を追求
  • 安定した電流を供給する大容量トロイダルコア電源トランス搭載
  • OCXO内部の発振安定状態を常時表示するOVEN STATUSメーター(照度調整機能付き)
  • 自然で豊かな響きを実現するストレスレス・フット(3点支持Stressless Foot)採用 
  • 電波ノイズに強く、質感の高いアルミニウムを多用した高級感あふれるシャーシ
  • 開放的なサウンドと美しい外観を両立するアルミニウム製セミフローティング・トップパネル
  • 最新のReference 500シリーズと組み合わせに最適なシルバー/ブラックの2色展開