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NEW VINTAGE

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Reference7 series / Network CD Pre-main Amplifire / NR-7CD *
いい音には、技がある。

HeritageHeritage

60年でたどり着いた境地60年でたどり着いた境地

1953年の設立から60年以上、私たちは「記録」と「再生」の分野において常に最高級の製品を産み出す事に心血を注ぎ続けてきました。 それは音への探求とも言える技術の積み重ねの歴史です。 そして今、次世代を担う製品とは何か、今私たちはひとつの答えを出そうとしています。 それが、「NEW VINTAGE」。60年間洗練し続けて来た技術と最新のテクノロジーが融合した、私たちにしか作る事のできないオーディオシリーズです。

Philosophy

PhilosophyPhilosophy

いい音を、裏付けるいい音を、裏付ける

「いい音」とは何か?答えは1つではないのですが、もし1つ大事なポイントを挙げるとすれば、再生される楽曲に込められているミュージシャンや音楽制作者たちの意図をきちんと再生音に反映し、リスナーに届けることのできる音楽表現力を持っていることだと考えます。音楽制作レコーディング機器メーカーであり、音楽再生機器メーカーでもあるティアックならではの『いい音』の定義、それは「リスナーが音楽そのものを楽しめること」。積み重ねた技術がそれを可能にしました。

Concept

ConceptConcept

いい音を、極めるいい音を、極める

これまでに培ってきた高品位なハイレゾ再生のノウハウを、ネットワークCDプリメインアンプとして昇華させたNR-7CDは、オープンリール時代から長きに亘りプロの現場でも支持されてきたティアックのサウンドと、積み重ねてきた歴史を体現するデザインが融合した新時代のネットワークCDプリメインアンプです。

TechnologyTechnology

製品テクノロジー製品テクノロジー

ネットワーク機能ネットワーク機能

ネットワークプレーヤーは最大DSD5.6MHz、PCM192kHz/24bitまでの多彩なフォーマットのハイレゾファイル再生が可能。OpenHome互換のネットワークソリューションは、ギャップレス再生やオンデバイス・プレイリストに対応することでシームレスなハイレゾリスニングをお楽しみ頂けます。さらに、NR-7CDに最適化された専用アプリを使用することで、直感的で快適な選曲操作を実現します。
海外で先行している高音質音楽配信サービスのTIDAL、Qobuzに対応。ロスレスクオリティで膨大な楽曲を自分のライブラリさながらにお楽しみ頂けます。 これらのストリーミングサービス以外もオンラインファームアップデートにより順次対応する予定となっています。 TIDAL Qobuz

TIDALとQobuzは、ご利用できる地域が限定されています。※2017年1月現在、TIDAL、Qobuzは日本ではご使用になれません。

 
 

RDOT-NEORDOT-NEO

デジタルオーディオ信号を滑らかに補完するフルエンシーアルゴリズムを用いた独自設計のFPGA(プログラマブルIC)により、PCMデジタル信号を2倍、4倍、8倍へアップコンバートする機能に加え、DSDアップコンバートにも対応。 DSDファイルが持つ濃密な空気感をお手持ちのCDでもアーカイブでも簡単に体感できます。CD再生時には、CDの約256倍のデータ量を持つDSD 11.2MHzフォーマットにアップコンバート。聴感上では、音楽が自然に響き、特に楽器が重なった時の分解能や残響に違いが感じられ、生演奏を彷彿させる極めて自然な音色と音場の再現性に優れています。48kHz系のPCM音源であれば、PCMは384kHz、DSDは12.2MHzで再生することが可能です。

シャーシ構成

シャーシ構成シャーシ構成

・ダブルデッキ・シャーシコンストラクション
アナログとデジタル部を上下でセパレートしたダブルデッキ構造を採用。ミドルシャーシは、サイドパネルに溶接することで、シャーシ全体の剛性を高め、さらに、アナログ部とデジタル部相互の干渉を防ぐシールドとしても高い効果を発揮します。
・AMAC
10mm厚の高剛性アルミブロックの片側にDAC部とプリアンプ、反対側にパワーアンプモジュールをマウント。最短経路によるアナログ信号の伝送とノイズの影響を抑えるシールド効果、さらにパワーアンプの放熱効果を向上させる構造としました。
*Aluminum-Block Mounted Amplifier Construction

フルバランス/デュアルモノーラル構成フルバランス/デュアルモノーラル構成

・TEAC-OVCS
徹底してピュアな信号経路にこだわったボリュームコントロール方式、TEAC-OVCSを採用。ボリュームノブを回すことにより、左右チャンネルの正・負をさらに2回路並列で独立させた合計8回路のラダー抵抗切替型ボリュームを一括連動。このシステムにより、オーディオ信号の左右、正負の独立が保たれ、チャンネルセパレーションと位相特性に優れたクリアな音質を獲得しています。また、オーディオ基板からボリューム素子への配線をなくすことで、オーディオ信号経路を大幅に短縮し、音質の劣化を防止しました。 ※TEAC-OVCS = TEAC Octa Volume Control System
Full Stage Dual Monaural Differential Circuit
・Full Stage Dual Monaural Differential Circuit
プリアンプ部、 パワーアンプ部のすべてのステージにおいてフルバランス 伝送をすることで、コモンモードノイズを徹底して排除。これにより、限りなく低ノイズでS/Nに優れた音声信号の伝送を実現しました。さらに、D/Aコンバーター部からパワーアンプ部に至るまで、L/Rchの回路を完全に独立させたデュアルモノーラル構成を採用することで、L/Rch相互の干渉を限りなく低減させ、優れたチャンネルセパレーションを獲得しました。アーティストがすぐそこに存在するかのようなリアリティのある音場感や、無音すらも感じる静寂感をお楽しみ頂けます。
デュアルモノーラルD/Aコンバーター
・デュアルモノーラルD/Aコンバーター
デジタルオーディオの要であるDACチップには高級オーディオ機器への採用で定評のある旭化成エレクトロニクス社製のDAC『VERITA AK4490』をL/Rchに1基ずつ使用したデュアルモノーラル構成。DAC部からチャンネル間の独立を保つことで、高いチャンネルセパレーションを保ちます。
BTL駆動デュアルモノーラルアンプ
・BTL駆動デュアルモノーラルアンプ
定評のあるICEpower製パワーアンプモジュール50ASX2をBTL駆動にカスタムしたものをL/Rchに1基ずつ搭載。ネットワーク/CD一体型のアンプながら、ハイスピードで余裕のあるサウンドを鳴らします。
NEW VINTAGE DESIGN

DesignDesign

NEW VINTAGE DESIGNNEW VINTAGE DESIGN

時代を超えて愛されるヴィンテージオーディオのデザインには、本物が纏ういつまでも古びない普遍的な良さがあります。奇をてらわずオーセンティックなオーディオデザインをお手本としながら、今の時代の空気感や感性を取りこみ再解釈したものが「NEW VINTAGE」デザインです

大型ピークパワーメーター

大型ピークパワーメーター大型ピークパワーメーター

フロントパネルには、大型ピークパワーメーターを配置。メーター針の脈動で、音楽のダイナミクスを目で見て感じることが出来ます。メーターの照明は、ディマー機能が有効となっており、3段階の明るさとOFFを選ぶことが可能。温かな光を放つメーター部は、インテリアとしても存在感を放ちます。

ラウンドデザインのサイドパネル

ラウンドデザインのサイドパネルラウンドデザインのサイドパネル

Referenceシリーズのデザインの特長とも言える筐体のサイドパネルには12mm厚のアルミパネルを採用。厚みのあるパネルは、シャーシの剛性と制振性を高めます。パネルは正面から見るとなだらかな弧を描くラウンドフォルムとなっており、堅牢さとエレガントさを同時に感じさせるデザインとしました。

A3サイズという新たなサイズ提案

A3サイズという新たなサイズ提案A3サイズという新たなサイズ提案

フルサイズコンポには奥行の幅があるものが多く、設置スペースを考慮して導入する必要があります。NR-7CDはフルサイズながら、奥行は約30cmと、比較的設置しやすいA3サイズを採用しました。置き場所を選ばず、奥行の浅いシェルフやラックなどにも設置が可能。背面のケーブルの配線も余裕を持って行うことが出来ます。

Control APPControl APP

操作性の高いコントロールアプリ「TEAC HR Streamer」操作性の高いコントロールアプリ「TEAC HR Streamer」

TIDAL qobuz「TEAC HR Streamer」は、OpenHome互換というだけでなく、さらに使い勝手を追求したネットワーク再生コントロール用のアプリ※です。
あらかじめNASやUSBストレージ内の楽曲のタグ情報や画像をアプリ内にキャッシュするシステムを採用することで、アートワークの拡大縮小やスクロールを瞬時に行うことができ、録音年代別、作曲者別、カテゴリー別などライブラリの並べ替えを自由に行うことが可能になりました。iPad、iPhoneで曲を選び、お好みに合わせて自由にプレイリストを作成し、再生することが出来ます。操作ボタンやプレイリスト、ライブラリなどの各画面が見やすく配置され、初めての方でもストレスなく直感的に操作することができます。
  ※Android版について現在開発中です。(2017年1月現在)
本機のネットワーク機能およびUSBメモリーの再生を使用する場合は、専用アプリをインストールしたデバイスを同一ネットワークに接続する必要があります。アプリの使用には無線LAN環境が必要になります。

 

DealerDealer

北海道
CAVIN大阪屋
 
〒060-0001 北海道札幌市中央区北1条西3丁目3番8号
011-221-0181
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宮城県
仙台のだや
 
〒980-0023 宮城県仙台市青葉区北目町5-3
022-266-7761
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宮城県
のだや 仙台店
 
〒981-3112 宮城県仙台市泉区八乙女1-3-10
022-725-5193
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千葉県
オーディオスクエア 幕張新都心店
 
〒261-8535 千葉県千葉市美浜区豊砂1-6
043-350-3707
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東京都
オノデン本館
 
〒101-0021 東京都千代田区外神田1-2-7
03-3253-3911
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東京都
Gibson Brands Showroom TOKYO
 
〒101-0021 東京都中央区八重洲2-3-12
03-6265-1148
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東京都
ビックカメラ 有楽町店
 
〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-11-1
03-5221-1111
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東京都
ビックロ ビックカメラ 新宿東口店
 
〒160-0022 東京都新宿区新宿3-29-1
03-3226-1111
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東京都
ビックカメラ 新宿西口店
 
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-5-1 新宿西口ハルク 2F~7F
03-5326-1111
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東京都
山野楽器 銀座本店
 
〒104-0061 東京都中央区銀座 4-5-6
03-3562-5051
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東京都
ヨドバシカメラ 新宿西口本店
 
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-11-1
03-3346-1010
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東京都
ヨドバシカメラ マルチメディアAKIBA
 
〒101-0028 東京都千代田区神田花岡町1-1
03-5209-1010
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神奈川県
オーディオスクエア 藤沢店
 
〒251-0042 神奈川県藤沢市辻堂新町4-1-1
0466-31-0603
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福井県
福井オーディオ
 
〒910-0016 福井県福井市大宮3丁目26−14
0776-26-6645
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長野県
ロイヤルオーディオ
 
〒390-0815 長野県松本市深志2-5-7
0263-35-2219
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静岡県
すみやサウンドギャラリー
 
〒420-0839 静岡県静岡市葵区鷹匠2-6-15ウインズ鷹匠102
054-251-1231
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静岡県
エイブイボックス
 
〒422-8072 静岡県静岡市駿河区小黒2丁目10番54号
054-284-1300
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静岡県
椿オーディオ
 
〒430-0941 静岡県浜松市中区山下町157
053-471-8181
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愛知県
OTAI AUDIO(オタイオーディオ) 
 
〒481-0032 愛知県北名古屋市弥勒寺西1-127
0568-21-2700
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愛知県
ビックカメラ 名古屋JRゲートタワー店
 
〒450-6610 愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1 番3号
052-569-1111
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愛知県
第一無線
 
〒440-0896 愛知県豊橋市萱町17
0532-54-5245
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愛知県
ノムラ無線
 
〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須三丁目30-86
052-263-1660
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大阪府
ヨドバシカメラ マルチメディア梅田
 
〒530-0011 大阪府大阪市北区大深町1-1
06-4802-1010
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大阪府
逸品館 1号館
 
〒556-0004 大阪府大阪市浪速区日本橋西1−7−28
06-6644-9101
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大阪府
上新電機日本橋1ばん館
 
〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋5-1-11
06-6634-2111
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大阪府
シマムセン
 
〒556-0005 大阪府大阪市浪速区日本橋4丁目8−11
06-6632-2851
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広島県
エディオン広島本店
 
〒730-8620 広島県広島市中区紙屋町2-1-18
082-247-5111
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広島県
ビックカメラ 広島駅前店
 
〒732-0822 広島県広島市南区松原町5-1
082-506-1111
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山口県
サウンドテック
 
〒747-0808 山口県防府市桑山2丁目11-32
0835-21-5555
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香川県
IN THE MOOD (インザムード)
 
〒761-8081 香川県高松市成合町25-2
087-885-5484
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福岡県
マックスオーディオ 小倉店
 
〒803-0841 福岡県北九州市小倉北区清水2-10-15
093-591-0469
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福岡県
吉田苑
 
〒810-0015 福岡県福岡市中央区那の川2丁目-9-30
092-522-5663
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Hi-RESOLUTION

ハイレゾの先駆者

ティアックのハイレゾの歴史は、業務用のマルチトラックレコーダーDAシリーズに始まります。2000年に発売されたデジタルマルチトラックレコーダー「DA-78HR」でPCM48kHz/24bitに、続く「DA-98HR」にてPCM192kHz/24bitに対応しました。1999年にSACD規格が発表されると、2001年にはDSD2.8MHzに対応した「DS-D98」を投入。当時ごく限られた一部のメジャーレーベルのスタジオでしか録音することのできなかったDSD録音をプライベートスタジオなどでも可能にし、DSDフォーマットの普及に大きな貢献を果たしました。2013年に発売した「DA-3000」はDSD5.6MHz対応のマスターレコーダーとして、多くのレコーディングスタジオでDSDをはじめとするハイレゾのレコーディングに使用されており、ティアックにはDSD録音をはじめとするハイレゾレコーディングを黎明期から現在までずっと支えてきたという自負があります。

民生用オーディオ機としてのハイレゾ対応の歴史は、2001年発表の192kHz/24bit対応DAC Esoteric「D-70」を皮切りに、2009年のEsoteric「D-07」ではUSB接続によるPCからのPCM96kHz/24bitまでのハイレゾ再生への対応を果たしています。TEACブランドからは Reference 01シリーズとして、2011年に他社に先駆けて192kHz/24bitまでのハイレゾ対応USB DAC搭載プリメインアンプ「A-H01」と「UD-H01」を発表。まだ当時一般的でなかったデスクトップオーディオを、新たな音楽リスニングスタイルとして確固たる地位を築くまでに押し上げた。2012年には501シリーズを発表。業務用機譲りの無骨なデザインと、A4サイズとコンパクトながら電源部からデュアルモノーラル構成を採用したこだわりの設計コンセプトと、他社に先駆けてDSD5.6MHz、PCM384kHz/32bit対応を実現し、従来のオーディオファンだけでなく新たなファンも獲得しました。
Reference7では、Referenceシリーズのフラッグシップとして、十数年に亘って培ってきたハイレゾの高品位な再生技術や質実剛健な筐体設計に、新たに直感的で快適な操作感のネットワークオーディオ機能を加え、これまで培われてきたノウハウが最新の機能を搭載したオールインワン・フルサイズコンポとして昇華されています。

White Book

4つのこだわり

徹底したデュアルモノーラル設計思想
一つの楽曲には、ソリストがピアニッシモでささやくように歌う旋律からオーケストラが全奏で鳴らすフォルテッシモまで、幅広いダイナミクスの表現があります。これらのダイナミクスを忠実に再現するためには、必要なときに必要な分だけの電流を正確に送りだせることが重要になります。ティアックは、音楽信号を再現する際に必ず生じる電流の変動に対してリニアに追従することができる、電流容量の大きな「High Current Output回路」を回路設計において、積極的に採用しています。
音楽のダイナミクスを正確に表現するHigh Current Output回路
音の大きさや小ささとなる音の量に加え、距離感やスピード感を表すのに、必要なときに必要な分だけの電流を送りだせることが重要になります。たとえば、いくら繊細で細かな音が聴こえても、瞬間的に力強い音を鳴らすのに十分な電流が流せなければ、線の細い音になってしまい、楽曲全体の表情が曖昧になってしまいます。これは、よく瞬発力やリニアリティと言った言葉で表されますが、端的にいえば音楽の持つ躍動感をありのままに伝える力と言えます。ティアックは、駆動電流の変動に動じずに、常に必要な分の電流を送り出せる「High Current Output回路」で強力にドライブすることで、楽曲の迫力や高ぶり、静まりを繊細にそして力強く描きだします。
バックグラウンドノイズを減らし、微小信号の正確な再生を目指す
オーディオ機器の周囲や内部には、電源コンセントや外部機器からのノイズや、機器内部のデジタル回路が発するデジタルノイズなどの様々なノイズ源があり、オーディオ信号に紛れ込んでしまうことがあります。オーディオ信号に混じったノイズは、楽曲本来の音をマスクし、音像を滲ませる要因となります。このようなノイズによる影響を回避し、微小な信号を正しく伝えることにより、例えば、指揮者がタクトを振り上げた気配や、ボーカリストの歌い出しの微かなブレスなど、楽譜上には表れない音の再現性を高めることで、より一層音楽のリアリティーをリスナーに伝えられるようになります。ティアックでは、コモンモードノイズに強い「バランス伝送回路」やデジタルノイズをアナログ回路に伝搬させない「アナログ/デジタルアイソレーション回路」などを積極的に採用することで、微小信号を正確に再生し、音楽のリアリティーをそのままリスナーに伝えられる回路設計を目指しています。
聴感上の周波数帯域バランスが整った音を基本とすること
いかに計測機器で測定した周波数特性がフラットでも、実際に再生される音がフラットに聴こえるとは限りません。聴感上の周波数帯域バランスが崩れて、どこかの帯域が際立つと、楽器の音色が損なわれて楽曲本来のハーモニーが失われてしまいます。バランスがとれた再生音を実現するためには、実際に人間の耳により試聴を重ねることが非常に重要だとティアックは考えます。試聴によるパーツの選択やシャーシ構造の検討などを繰り返し行うことにより、聴感上の周波数帯域バランスを整え、演奏家や作曲者が表現しようとする音楽をリスナーに伝えられるオーディオ製品づくりを目指しています。

Golden Ear

機械以上の耳

ティアックの理想とする「いい音」を目指して開発する過程で、計測機器だけでは検知することのできない音質の違いは人間の耳によって評価をします。ティアックではこれらの評価を、特別なトレーニングを経て選ばれた「Golden Ear」の資格を持つメンバーによって行います。

「Golden Ear」とは、ティアックと同様にGibson Brandsにその名を並べるPhilips社が開発した独自のプログラム「Golden Ear Program」によって、音の特性を聞き分けるトレーニングと、その能力レベルをテストする機能により認定を受けたメンバーの事を指します。

ティアックでは、Philipsとの協力関係によりこのプログラムの提供を受け、2か月の間に80名の人間がトレーニングとテストを受け、30名の人間がGolden Earを獲得しました。さらに、うち1名はPlatinum Earを獲得しています。現在Golden Earを獲得したメンバーは、製品の評価段階でその能力を活かしてティアックの目指す「いい音」に製品が近づけているかを判断します。
Golden Earメンバーは、音の特性に対する評価が共通化され、それぞれが高度なレヴェルで音の特性の変化を認識することが出来るので、ティアックの目指す音作りに対して、効果的なフィードバックを得ることが出来ます。